不動産の看板は、見やすい色でないと人の目に留まりません。
では、不動産の場合、見やすい色とはどんな色なのでしょうか。
□配色のポイント
看板を目立たせるには、配色のポイントが重要になります。
配色のポイントとは、どの色とどの色を組み合わせると見やすいかということです。
具体的な例でいうと、パトカーの色は黒と白のツートンカラーです。
非常にシンプルで、しかも黒と白という反対の色を使っているのでひと目でわかります。
このように、反対の色を使うと目に留まりやすく、わかりやすい配色になります。
たとえば、青く塗った看板に白で書いた文字はくっきり見えるでしょう。
しかし、オレンジの看板にピンクの文字ではぼやけてしまいます。
このように、色は同系色だとわかりにくく、暖色と寒色を組み合わせると見やすくなります。
□補色を取り入れる
人目を惹く色使いをするためには、補色を使うと効果があります。
補色とは、「目で見て反対の色に感じる色」のことです。
たとえば、黄色と青紫、オレンジと青、赤と青緑、赤紫と緑、紫と黄緑といった色の組み合わせです。
黄色く塗った看板に青紫で書いた文字は非常に目立ちますし、
逆に青紫の看板に黄色で書かれた文字もよく見えます。
ただし、色の組み合わせによってはどぎつくなったり、
落ち着かない不快な配色になったりする場合もあるので注意が必要です。
要するに、補色なら何でも使えるわけではないということです。
□不動産のイメージ
レストランやカフェなどであれば、看板もオシャレに自由にアレンジできます。
むしろそういった遊び感覚のある看板のほうが、店のイメージもよくなるでしょう。
しかし、不動産の場合は、このようなオシャレな感覚を取り入れると逆効果になるかもしれません。
だからどうしても、地味な目立たない看板になってしまいがちなのですが、
これは不動産に対するイメージの問題ですから、変えることはなかなか困難です。
そこで、不動産の看板を目立たせるには、遊び感覚を抜きにして人目を惹く看板にする必要があります。
地味な看板だけど目立つ看板は、矛盾する条件なので、不動産屋の看板は難しいのです。
□まとめ
不動産の看板を見やすい色にするには、色の配色が重要です。
配色とは、どの色とどの色を組み合わせると見やすくなるかということです。
基本的に、同系色の色を使うよりも、暖色と寒色のように、
目で見て反対に感じる色を組み合わせたほうが見やすくなります。
このためには、補色を使うと効果的です。
補色とは、オレンジと青のような組み合わせで、
オレンジの看板に青で書いた文字は見やすいため宣伝効果が上がります。