看板の文字にこだわろう!不動産会社の方必見!


街角で看板を目にする機会は多いですよね。
その際、看板の文字はどのように表示されているでしょうか。
看板の位置や文字のフォントなど、看板広告を構成する要素は様々です。
特に、看板の文字はいかに広告のメッセージを伝えられるかの鍵を握ります。
この記事では、看板文字の決め方について紹介します。

□文字の大きさはどのように決めるべきなのか?

*お客様からの見え方を意識する

看板の文字は、「どのくらいの距離から見られるか」を意識してみましょう。
文字の大きさを決める際は、ターゲット(お客様)との距離感がポイントになります。
看板とターゲットの距離に応じて、視認性の高い文字サイズを選びましょう。
一般的なことですが、看板の文字が小さくては、遠くの人には見えません。
一方で、大きすぎる文字も、内容が効果的に伝わらないでしょう。
文字サイズやレイアウト、文字色など視認性を左右する要素は様々です。
ターゲットにメッセージを伝えるために、「文字」にこだわってみましょう。
特に、設置場所が屋外の場合、夜間の暗さで文字が見えづらくなる恐れがあります。
それでは、設置場所を考える看板のおおよその距離が分かったら、後はその距離に合った文字の大きさを決めましょう。

*具体的な文字サイズの基準とは

それではどのように文字のサイズを決めればよいのでしょうか?
以下に参考になるデータをご紹介します。
・遠距離(40メートル):和文の文字高が160ミリメートル以上、英文の文字高が120ミリメートル以上
・中距離(20メートル):和文の文字高が80ミリメートル以上、英文の文字高が60ミリメートル以上
・至近距離(1~2メートル): 和文の文字高が10ミリメートル以上、英文の文字高が7ミリメートル以上
国土交通省が定めたガイドラインによると、看板広告には「両眼矯正視力 0.5が一定距離離れた場所から視認できる文字」が必要と定義しています。
上記の目安は、看板を見る人が無理なく判断できる適切な文字の大きさとされています。
文字をどのくらいの大きさにするか迷った場合、参考にしてみましょう。

 

□看板広告のイメージに合ったフォントを選ぼう!

・明朝体
明朝体は、雑誌や新聞に使用されているため、見覚えがある方が多いかもしれません。
以前は「読ませるフォント」として一般的でしたが、活字離れしている現代では、読ませるとは言えないかもしれません。
書体が非常に細いため、遠くからの広告には向いておらず、インパクトが薄い広告になる可能性があります。

・角ゴシック体
ゴシック体は、タイトルや見出しに使用されやすいフォントです。
その形や太さからかたい雰囲気がありますが、看板広告として人気の書体とも言えるでしょう。
特に、企業や会社のロゴをつくる際にも、使用されやすい書体です。
文字のサイズや太さを調整すれば、伝えたい部分を強調できるメリットもあります。

・丸ゴシック体
丸ゴシック体は、角ゴシック体より柔らかい印象を表現できるでしょう。
親しみやすさや温かさがあるため、公共施設に使用されやすいという特徴があります。
また、書体の細さを変更するごとに、異なる雰囲気がでるのも魅力の1つです。
一方で、書体を太くしすぎると、上品さに欠ける恐れがあるので注意が必要です。

・楷書体
楷書体は筆文字のフォントであり、親しみやすいかもしれません。
特に、和を表現したい場合に最適と言えるでしょう。
楷書体も同様に、細さが特徴のフォントですので、文字の太さには注意しましょう。

*イメージに合ったフォントを探そう!

以上、一般的なフォントについてご紹介しました。
広告の雰囲気にあったフォントはありましたでしょうか?
上記のフォントはあくまで一例であり、使用できるものは豊富に存在します。
お手持ちのパソコンに備わっている書体を確認してみてはいかがでしょうか。
その際には、officeやペイントソフトのフォントを使用してみるのがおすすめです。
文字のフォントや色、太さについてある程度イメージしておくと、看板制作がスムーズになります。
一方で、パソコン作業が苦手な場合は、街中でイメージに合った看板のフォントを写真に残しましょう。
後から見返す際の引き出しになるので、日頃からアンテナを広げることが大切です。

 

□カタカナや記号の前後の間隔を調節する

看板製作の場合、文字間の余白は調整することが求められるでしょう。
文字の「間隔」を意識すれば、効果的に伝わります。
漢字の場合は、文字間を調整しなくても問題ないことが多いですが、カタカナや記号の間隔を調節しないと、間延びした印象が生まれるでしょう。
理由は、漢字に比べ、ひらがなやカタカナの余白が大きいためです。
そのため、カタカナや記号の場合は基本的に、詰めて余白を少なくしましょう。

 

□まとめ

看板の文字に最適なサイズやフォントについてご紹介しました。
看板制作では、ターゲットとの距離がポイントになります。
紹介した内容を参考に文字のサイズを決めてみましょう。
また、生活の中で看板広告のアンテナを広げることが大切です。
不動産業界だけでなく、他業界からも学べることが多いかもしれません。


不動産の看板、のぼり、垂れ幕の製作はのぼかん

 


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