不動産の看板に掲載するキャッチコピーには、どのようなものがあるのでしょうか。
人目を惹くキャッチコピーの作り方のコツを伝授します。
■キャッチコピーの注意点
不動産の看板に掲載する文言には、一定の制約があり、使ってはいけないとされる表現があります。
公正競争規約により、看板を見る人に誤解を与えるような表現が制限されているわけです。たとえば、「完全」「日本初」「特選」「厳選」「最高」「格安」「完売」といった文言を使うことは、表示規約第18条第2項により禁じられています。
※詳しくは「不動産公正取引協議会連合会」のサイトをご覧ください。
しかし、不動産の看板には、これらの文言を使った広告が載っていることがあります。
禁止されている文言を使うことは、その不動産業者の信頼にも関わることです。
自ら法律を破る不動産業者であることを、喧伝しているようなものですからあまりおすすめできません。
キャッチコピーは、それを読んだ人の心を動かすものでなければ意味がありません。
人の心を動かすキャッチコピーを作るには、「その人」の立場になってみると見えてくるものがあります。
■不動産のキャッチコピー
次に、不動産の看板に使える、キャッチコピーの具体例をご紹介しましょう。
・小さなお子さんがいる働き盛りのあなたへ
このキャッチコピーは、小さな子供がいる人の目にとまります。
そして、「働き盛り」という言葉から、30代、40代の父親の心に響きます。
・車の運転が苦手な奥様へ
実際に、車の運転が苦手な既婚女性の目にとまるでしょう。
・子育て世代のパパ・ママへ
このフレーズから、子育て世代に合った物件の案内だとわかります。
・お子さんの通学路は安全ですか？
子供のために、安全な通学路のある場所に家を買いたいという、親の心に響く言葉です。
・屋上庭園を持つ3つのメリット
屋上庭園はひとつの夢かもしれません。
それにどんなメリットがあるというのか、気になってきます。
・ママに嬉しい家事がしやすい間取り
家事に追われるママの目にとまります。
・料理好きの奥様にお勧めしたい物件です
女性の多くは料理好きです。
また、この文言からキッチンが充実した家だと連想させます。
・子供は家が広いとのびのび育つ
当たり前のことを言っているだけですが、マイホームを考えている親の心に響く言葉です。
・子供の為に、安心できる住まいが欲しいですね
子供の成長や安心・安全は多くの親の心に響く言葉です。
・30代共稼ぎのパパ・ママに見せたいマンション
「30代」「共稼ぎ」と2つのワードでターゲットを絞り込んでいます。
ここまで絞り込むと、このワードに当てはまらない人には共感してもらえませんが、逆に当てはまる人の胸には強く響きます。
・小学校まで徒歩5分
近くの小学校名を挙げています。
その小学校に通う子供を持つ親の目を惹きます。
子供が下校途中に痛ましい事件に巻き込まれる報道があるので、「学校から近ければ安心」と思ってもらえるフレーズです。
☆看板にどんなキャッチフレーズを入れるか？
是非、弊社製品をご覧になりながら考えてみてください☆